ステンレンスの板でできた鏡です。厚み3mmのステンレスの板を磨いています。穴があるので直接、または紐を通して釘やビスに掛けて設置してください。表面と側面が鏡面、裏面はサラッとしたサテン仕上げです。※自立するスタンドタイプもあります
【製品仕様】
サイズ:縦147mm×横122mm×厚み3mm
重さ:約360g
材質:ステンレス(SUS503)
仕上げ:#1000(表面・側面) サテン仕上げ(裏側)※写真3枚目参考
おまけ:革紐※使用が度々変わる可能性あり
【鏡面度合いについて】
一般的な鏡と異なり金属を手作業で磨いているため、見る角度によっては表面にわずかな歪みや微かな傷があります。意識して見ないと確認できない程度のため、普段の使用においては支障は無いかと思います。もう一段平滑度合いを上げられるようですが、使用用途と価格を考えてここで落ち着いています。
【使用上の注意】
厚み3mmの金属板を無垢で使用しているため、約360gと同じ大きさの普通の鏡と比べると4倍近くの重さです。そのため落下すると怪我や物の破損につながる可能性があります。風の影響を受ける場所や扉などの可動する場所は避け、落下には十分に注意して設置してください。
【メンテナンスについて】
指紋等の油汚れについては柔らかい布で拭き取ってください。落ちにくい汚れはアルコール等を使用して拭き取ってください。傷については市販の研磨剤を使用すると曇る原因になります。一般的な鏡とは異なる風合いになるので、傷も含め楽しんでいただければと思います。今後磨き直しのサービスも検討します。
【さいごに】
鏡が今のようなガラス製になったのは、14世紀のイタリアのようです。それまではこの鏡のように金属を磨いて鏡にしていました。今は軽くてくっきりと見える、機能的な鏡が100円で買える時代です。この鏡は7世紀も前に更新されてしまった製法で作られていますが、金属の素材自体の魅力は根源的なもののように思います。むしろ“鏡”という形にすることで、一般的な鏡と異なる金属としての特徴が浮かび上がり、物が金属の表面に映るという現象自体が不思議に思えてきます。
プラスチックの枠やガラスの透明層が無く、重くて冷たいだけの鏡ですが、えも言われぬ気持ち良さがあります。毎日の身だしなみ、というよりちらっと外の風景が映る場所で使うのが丁度良いかもしれません。